先日、ヘルプシールに関して当連合会がTBSラジオの取材を受けました。
ところで皆さん、「ヘルプシール」ってご存じですか?

東京都が作成・配布している「ヘルプマーク」をご存じの方は多いと思います。
赤く四角いタグに、白い十字とハートのマークをデザインしたもので、身に着けることにより何らかの障害をお持ちであることが一目でわかるようにしたものですよね。
電車などで、このマークを見かけて席を譲られた経験のある方も多いかと思います。

しかしこの「ヘルプマーク」は、残念ながらこれだけを見ても、どのような障害があったり、どのようなことにお困りかは分からないのです。
そこで、より詳しい情報を周りの人に理解してほしい、という方のために、墨田区が考案したのが「ヘルプシール」なのです。

このシールは、1枚のシートに29種類のメッセージが表示されており、「耳がきこえません」「知的障害です」などの障害だけでなく、「マスクが付けられません」「感覚過敏があります」といった、一般には理解して頂けない場合も多い困りごとも含まれています。

このたくさんあるシールの中から、ご自分の状況に合った、周囲に理解してほしいメッセージをご本人が選んでヘルプマークに貼り付けることで、誰もが少しでも生きやすい社会となることを目指そうとしています。

このシールは、墨田区障害者福祉課の窓口で配布しているほか、下記のホームページからダウンロードも可能です。
このようなコミュニケーション支援ツールを、使うか使わないかは、お困りごとを持っているご本人が自由に決めることです。
もしも使ってみたいと思う方がいらっしゃいましたら、一度手に取られてみてはいかがでしょうか。

なおこの「ヘルプシール」は、TBSラジオの「森本毅郎・スタンバイ!」で令和4年8月17日に紹介されました!

<区公式ホームページ>
https://www.city.sumida.lg.jp/kenko_fukushi/syougai/rikai_sokushin/helpsi-ru.html